賢治は花城小学校を卒業すると12歳で盛岡中学校に入学、寄宿舎に入り家族との生活から離れて生活します。それから盛岡高等農林学校を卒業するまでほぼ10年間、多感な青春時代を盛岡で過ごしました。この間、賢治文学に決定的な影響を与えた法華経と科学に出会いました。
盛岡市内には、賢治の通った盛岡中学校、盛岡高等農林学校(現在岩手大学)があり、盛岡城址公園やその近くの下宿した下の橋に賢治の碑が建っています。また、北山には中学校時代に下宿したお寺や、仏教殊に法華経に帰依するきっかけになったと思われるお寺があります。