なめとこ山登山記
なめとこ山へのアクセス
なめとこ山(地図上はナメトコ山)は、その登山口まで花巻の中心部から車で1時間ほどかかります。童話「なめとこ山の熊」の冒頭にでてくる「鉛の湯」すなわち鉛温泉はこの途中にあり、そこから半時間ほどで登り口に着きます。登山口から山頂までは3時間以上はかかりますので、朝8時半前には登山口に着くことをお勧めします。
幕館橋からナメトコ山の山容が見える
鉛温泉を過ぎ、ダム湖の豊沢湖沿いの道路は2車線の舗装道路で山を越えて西和賀町沢内まで繋がっています。豊沢湖の上流の幕館橋を渡ったところで右に折れ、雫石に向かう単線の舗装道路に入ります。このとき、幕館橋の上になめとこ山を指し示す透明な解説版が立ってあり、目的地の山が見通せます。
幕館橋を渡ってすぐ右へ 幕館橋からなめとこ山を望む
登山開始
幕館橋で分かれた道は豊沢川の本流沿いに走っており、やがて10数分で登山口に着きます。金勢神社の案内板が目印です。駐車場はありませんが、車2~3台置けるスペースはあります。
さて、いよいよ登山開始です。登山道は概ね整備されていますが、途中笹薮が丈高く繁って見通しがきかない箇所もあります。案内人あるいはGPSがないと難儀するかもしれません。また登山道は途中2カ所ほど大きなアップダウンがあり、したがって下山の際にも昇り降りが続きますので、その点きつく感じるかもしれません。
朝8時半に登り始めますと、丁度お昼頃に山頂に到着できます。待望のお弁当タイムですが、座って休む場合は虫がうるさいので煙を張るなど対策が必要です。あらかじめ持参していくとよいでしょう。
登山口 標高およそ400m とこどころ笹薮で見通しがきかない 登山道途中から見た青木森方向 途中ぶな林が広がる まもなく山頂 もう少し! なめとこ山々頂 標高860m
帰りには温泉で疲れを癒せます
お帰りの途中には、鉛温泉、山の神温泉、大沢温泉、渡温泉、志戸平温泉と温泉が続きます。どの温泉も日帰り入浴ができますので、どうぞ足腰の疲れを温泉で癒してお帰りください。